一昨年から低用量ピルを服用しているもみじです。一般的には「ピルを飲む=避妊するため」と思われがちですが、それだけではありません。
今回は私が低用量ピルを飲み始めたきっかけなどをお話したいと思います。
いつもと違う長引く生理
一昨年の夏、生理が一ヶ月続きました。
最初は「いつもより長いな」ぐらいに思ってたのですが、10日経っても2週間経っても血が止まりませんでした。
婦人科に行き診てもらったのですが、エコーを見ても特に原因もわからず、子宮頚がんの検査もしましたが異常なし。
3週間が過ぎてもまだ血は止まらず、今度は大きな病院に行って検査しました。
今度は子宮体がんの検査(組織診と細胞診の両方)もしたのですが異常なく様子を見ることになりました。 ただ、その時にエコーで子宮内膜がまだ厚い(※)とは言われました。
※ 内膜が剥がれて外に出ていくのが生理のしくみ。内膜がどんどん薄くなっていかないと生理が終わらない。
ついに入院して手術することに
そうこうしているうちに1ヶ月が経とうとしていました。
「これだけ出血していてよく死なないな、私。」なんて思っていたら、とうとう血の塊が15分おきに出てくるようになり、もうナプキンやタンポンを替えにトイレに行くというレベルではなくなり、ほとんどトイレにこもりっきりの状態になり、ついには立てなくなりました。
そしてタクシーを呼んで入院。もう病院に着いたときにはヘモグロビン値がヤバい状態でした。輸血しなくてはいけないギリギリのとこだったみたいです。
その日のうちに子宮内膜掻爬手術というのをしました。「内膜増殖症の疑い」と書類には書かれてありました。
退院後は貧血を治すことに専念
とにかく血が出すぎてしまったため、貧血で普通に歩くことすらできなくなってたので、退院後も会社をしばらく休んで血を増やすことに専念。
具体的には鉄剤を摂取しながら近所の内科に毎日通い増血剤を注射していました。
少しずつ良くなっきて、なんとか駅まで歩けるようになり会社にも行けるようになりましたが、また次の生理であんな状態になったらどうしようという不安が頭から離れませんでした。
退院後の術後検診で
たしか退院した3週間後くらいだったと思いますが、手術をした病院で術後検診を受けました。
術後の経過は順調だったのですが、その時に先生が「内膜が厚くなるのを低用量ピルで抑えられますよ」とおっしゃったので、それなら是非に!とお願いして処方してもらいました。
それがきっかけで約1年半、現在もピルを飲み続けています。本当に助かっています。
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低用量ピルの効果
飲み始めた最初の1~2ヶ月はまだ少し出血量、生理痛ともにひどくて「またあの悪夢ふたたび?」と心配になりましたが、すぐに落ち着いてきました。
出血する期間も短くなり、量も減って、生理痛も軽くなりました。
なにより、生理(厳密にいうとピルを飲んでる場合は本来の生理とは少し違うのですが)が自分でコントロールできるのがすごく便利です。
私の場合は仕事が休みの土日に出血のピークが来るタイミングで偽薬(ピルの効果を途切れさせるための無成分の薬)を飲んでいますが、日曜に大事な用があるときには少し偽薬を早めたりなど調整がききます。
避妊以外の副効用を目的に服用する人も増えている?
私の場合は「子宮内膜を厚くしない」 という目的が大きかったのですが、他にもニキビのできやすい肌質の改善やら多毛症の改善やらの副効用もあるらしいですね。
実は私、毛深い方だったんですけど、そういえば最近ムダ毛の処理あんまりしてないってくらいに毛が薄くなった気がします。
そのへんの副効用について、実際にそれを目的に飲んでいる人がいるのかどうかはよくわかりませんが、生理の日程の調整などを目的にピルを飲む人は多いと思います。
注意点
ピルの種類によっては最初は気持ち悪くなったり、むくんだり、太りやすくなったり、眠くなったり、人によって合う合わないがあるみたいですね。
あと、女性ホルモン(ピルには二つの女性ホルモンが含まれてます)には血を固まりやすくする効果があるので、血栓症には気をつけたほうがいいそうです。 あと、タバコ吸ってる人とか肥満の人も服用しないほうがいいんですって。
そんな感じで上手に服用すればピルはすごく便利なお薬ですよ、という話でした(*^^)v
それじゃ!